近年、注目を集めている「シンプルライフ」に憧れたことはありませんか?部屋はもちろん気持ちにも余裕が生まれ、日々の生活をより快適に過ごすことができます。誰でも簡単に取り入れられる、シンプルライフを送るためのポイントをご紹介します。
シンプルライフの意味
「シンプルライフ」とは、無駄な物を削ぎ落とし、自分が本当に必要な物・好きな物だけに囲まれて過ごす生活スタイルのことです。
では、シンプルライフを送ると、どのようなメリットや変化があるのでしょうか?
自分にとっての快適さを求めたシンプルな暮らし
「シンプルライフ」を行うと、身の回りがすっきりと整います。また、好きな物に囲まれることで、気持ちや時間にゆとりが生まれます。
便利な物・おしゃれな物が溢れている現代において、「1つの物を大切にする」という気持ちが薄れていると感じたことがある人は多いことでしょう。
子育てや仕事に追われ、ついつい同じ物を買ってしまったり、便利グッズに飛び付いたりすることもあるものです。
シンプルライフを意識して過ごすことは、自分の気持ちや生活を見直すことにつながります。
必要な物を必要なだけ所有することで、余分な出費が減ります。浮いたお金を自己投資に使うこともできるので、生活が豊かになるメリットも期待できるでしょう。
ミニマリストとは異なる
好きな物に囲まれてシンプルに暮らす人を「シンプリスト」と呼びます。似た言葉に「ミニマリスト」がありますが、両者には違いがあります。
「単純な」という意味がある英単語「シンプル」から派生したシンプルライフは、質素な生活スタイルの中でも好きな物は手元に残すので、持つ物の量はミニマリストよりも多くなります。
一方、「最小限の」という意味がある英単語「ミニマル」から派生したミニマリストは、なくても生活に影響がない物は積極的に取り除きます。
ただし、両者の生活スタイルのどちらも、気持ちに豊かさを与え、居心地の良い暮らしにシフトするという点では共通です。
まずは自分にとってどちらのスタイルが合っているのか、生活スタイルについて考えてみるとよいでしょう。
シンプルライフを目指す人が初めに取り組みたいこと
憧れのシンプルライフを始めるために、まず取り組みたいことは「物を減らすこと」です。
収納場所を少なくしたり、物を増やさないためのルールを作ったりすることで、自然と身の回りが片付きすっきりとしてきます。
ここからは、シンプルライフを実践するためのポイントを見ていきましょう。
床に物を置くことをやめる
日々の生活の中で、ついつい物を床置きしてはいませんか?
帰宅後の鞄や読みかけの本、脱いだ洋服など、床の上に物を置く習慣が付いてしまうと、部屋が狭く乱雑に見えてしまいます。
まずは、床置きをなくすために、物の収納先を決めましょう。配線類はコードボックスにまとめたり、書類や郵便物も確認済と未確認でボックスを分けたりして片付けることで整理もはかどります。
また、散乱する子どものおもちゃは種類や遊ぶ頻度で分け、ボックスやカゴなどに収納するのがおすすめです。収納ボックスの色を変えたり、目印を付けたりして、子ども自身が楽しくゲーム感覚で片付けられる習慣を付けるのもよいでしょう。
床がきれいだと部屋が広く見え、掃除がしやすくなるというメリットも生まれます。
収納場所を増やさない
床置きをなくすためにボックス収納を紹介しましたが、かといって収納場所を増やし過ぎてしまうのはおすすめできません。
収納場所を作れば作るほど、かえって物が増えてしまうという悪循環に陥りかねないからです。
収納場所はなるべく少なくし、現状の収納スペースに収まる範囲で物を手元に残すことがポイントです。
例えば・・・
・衣類は衣装ケースやタンスを持たず、ハンガーラックにかかる数だけにする
・鞄の所有数は、ボックス1個に収まる分だけにする
・食器・調理家電などはキッチンラックや食器棚を使用せず、シンク下や冷蔵庫の上などを有効活用する
・靴はシューズラックではなく、空きスペースに突っ張り棒で収納スペースを作る
このように工夫次第で最低限の収納スペースで、すっきりと片付けることができます。
また、なかなか捨てられない物や、忙しいときに一時的に収納しておくための「なんでもボックス」を設けている人も多いでしょう。
便利なアイテムではあるものの、なんでもボックスばかりが増えていけば、いつまで経っても整理整頓のされたシンプルな暮らしは実現できません。
リビングに1個だけにする、各部屋に1個だけなど、しっかりと決まりを設けて、ボックス内が溢れる前に整理する習慣を付けることも大切です。
紙を減らす
近年では、環境配慮からペーパーレス化が進んでいます。実は、このペーパーレス化はシンプルライフに多いに役立ちます。
読書が趣味という人や、毎月ファッション誌を購入する人などは、部屋の中に本を収納するためのスペースが必要です。なかなか捨てられないとなれば、ある程度の収納場所を確保する必要もあります。
シンプルライフを実現するためには、電子書籍も上手に取り入れていくのがおすすめです。スマホやタブレットがあれば持ち運びも簡単で、いつでもどこでも好きな本が読めます。
また、子どもの学習ドリルにおいても、紙とタブレット端末を上手に併用することで、溜まりがちな書類を減らすことができます。
ほかにも、メモや家計簿などは電子メモやExcelでの管理に変更する、ダイレクトメールは読んだらすぐに捨てるなど、意識してペーパーレス化していくこともシンプルライフへの近道です。
シンプルライフを実践したい人の洋服への心得
おしゃれが好きな人は、洋服の管理も大変です。流行りアイテムも欲しいし、定番アイテムも残しておきたい。「いつか着るかも」と思ってとっておいて何年も着ていない洋服もあるでしょう。
ここからはおしゃれを諦めずにシンプルライフを実践できるコツをご紹介します。
今の価値観を大切にする
人の価値観は変わっていくものです。当時は惹かれて購入した洋服も、今では着られなかったり、トレンドが変わっていたりして不用品になっていることもあるでしょう。
使っていないアイテムや、ときめかないアイテムは「今の私には必要ない物」と手放す勇気を持つことが大切です。
手放す基準に迷いがちな靴やバッグは、シンプルライフの場合、用途に合わせて1つずつ残すイメージで処分します。
新しい物を買ったら、今まで使っていた物を捨てるサイクルを作ると、衝動買いも減り、そのときの価値観で洋服を購入できるようになります。
お気に入りにだけに囲まれよう
シンプルライフとは、好きな物だけに囲まれる暮らしです。そのため、洋服もお気に入りだけに厳選することがポイントです。
まずは、持っているの洋服の数を把握してみましょう。その中に「本当に着たい」と思うアイテムはいくつありますか?
今の自分に似合う服、着ると心が躍る服など、お気に入りのアイテムだけをピックアップして収納スペースに収めます。ほかにも着回し力の高い洋服を残してもよいでしょう。
シンプルライフを実践するためには、セールなどの価格帯には惑わされず、好きだと感じるデザイン・素材・質感を選び、量より質を重視することが大切です。
お気に入りのデザイン、肌ざわりの洋服に囲まれた生活は、心を豊かにしてくれることでしょう。
新たな購入はしっかり考えてから
シンプルライフを実践する場合「検討してから購入する」習慣を付けることも大切です。
欲しいアイテムをリストアップしたり、必ず試着してから決断したりするなど、自分なりに購入前のルールを決めておくと衝動買いを防ぐことができます。
また、手持ちの洋服が減るとどんなアイテムがあるのか把握しやすくなるので、欲しいアイテムとのコーディネートもイメージでき、必要な物だけ購入する癖付けもできるでしょう。
「かわいい」「着たい!」と感じた今のあなたの価値観を大切にしつつ、一度冷静に考える時間を持つことが重要です。
トレンド服の購入を迷ったときはレンタルサービスを活用する
「流行を取り入れたいけれど、洋服の数は増やしたくない…」とお悩みなら洋服レンタルサービスの利用がおすすめです。
月額制で好きなファッションアイテムがレンタルできるサービスなら、試着のような感覚で気軽におしゃれが楽しめます!
「メチャカリ」なら、レンタルするだけでなく、気に入ったアイテムを購入できるサービスもあるため、一度しっかりと試してから購入したいというシンプリストにぴったりなサービスです。
また、スタイリングの提案もしてくれるので、新たなコーディネートに挑戦したり、着回しの幅が広げられたりする可能性も!
新品の洋服が着られるのは「メチャカリ」だけ!
「メチャカリ」は、月額定額制で気軽に洋服のレンタルができるサブスクリプションサービスです。
人気ブランドの新品アイテムだけを取り揃えているので、古着に抵抗がある人でも安心して借りることができます。
おしゃれを楽しんだ後は、クリーニング不要で返却するだけ!返却が完了すると新しいアイテムがレンタルできる仕組みなので、毎月好きな洋服が借り放題です。
心地よさを重視したシンプルライフでスマートな暮らしを
シンプリストになることで、本当に自分に必要な物、好きな物が明確になります。そして、心身共にゆとりができ、余裕のある生活が送れるメリットがあります。
物が溢れた忙しない現代だからこそ、不必要な物を取り除き、好きな物に囲まれた心地よいシンプルライフを満喫してみましょう。自分自身の価値観や心地よさを大切にした生活が実現できるかもしれません。
手持ちの洋服を増やすことなく、トレンドを取り入れたおしゃれが楽しみたいなら「メチャカリ」など、洋服のレンタルサービスを活用することで、我慢することなくシンプルライフが楽しめます。
必要な洋服だけを借りて、不要になったら返却すればよいので、シーズンオフになったアイテムがクローゼットを圧迫する心配もありません。特に、かさばりがちな冬のアウターや、夏に数回しか着ないような浴衣などは、レンタルにすることでお手入れの手間も省け、時間にも余裕が生まれます。
上手に取り入れながら、快適なシンプルライフを過ごしましょう。